【20年11月最新】アトモス塗装の施工例!気になる色味や工事の注意点

外壁塗装戸建て修繕

 戸建て住宅は、約10年を目途に外壁塗装が欠かせません。

 なぜなら大切なマイホームの腐朽が進む為です。

 なぜ10年で腐朽が進むのでしょうか?

 それは外壁を保護する塗膜が経年で劣化し、内部へ水が浸入する為です。

 通常、住宅の外壁はセメントが主成分のサイディングやモルタル壁が使用されるので、表面を塗装して雨などから保護しています。

 その保護膜の劣化が約10年と言われているので、住宅を長持ちさせるには10年を目途に外壁塗装を行う必要があります。気づいた時には手遅れだった…は、なんとしても避けるべきです。

 この記事にたどり着いたあなたはこんなお悩みをお持ちではないでしょうか。

  • アトモス塗装ってよくわからない
  • 手抜き工事とか大丈夫?
  • 外観はどんな感じになるの?

 本記事では、アトモス塗装の全工程を画像つきで解説!

 気になる色味や下塗り、中塗り、上塗りにそれぞれの工程に関する注意点もありますので、「アトモス塗装に失敗したくない!」という方はぜひお読みください。

アトモス塗装の施工例

 築8年の我が家は、メインが白、サブが茶色の外観です。

 陽の当たる正面や側面は気になるところはなかったのですが、陽の当たらない裏面はコケがびっしり生えていました。

 築8年にも関わらず外壁塗装に踏みきった理由は、年々コケが進行している点と日本eリモデル㈱の見事な(笑)営業トークに乗せられ契約。

 また、塗料はアトモスという高級塗料にしました。

 アトモス塗料のメリットは

  1. 高級感がある
  2. 重厚感がある
  3. 耐用年数が3倍(らしい)

 しかし、デメリットも以下の通りです。

  1. 価格が3倍
  2. 施工が難しく、仕上がりは職人さんの腕に左右される
  3. カラーバリエーションが少ない

 総合的に判断し、アトモス塗料に決めました。試してみた結果をお伝えします。

  • 塗料 アトモス塗料
  • カラー(メイン)A603(トーンを抑えた白)
  • カラー(サブ):D704(グレー)
  • 工期 20日間(内、休み6日)
  • 費用 9000円/m2
  • その他 洗濯物は部屋干し。養生中、基本窓は開けられない

1日目~2日目 足場~コーキング除去

 初日は足場の組付け。約4時間で終了しました。足場のみで約30万だったような気がします。初期投資すれば、何度も使いまわしなので、足場会社って儲かるなーと感じました。

 2日目はサイディングを繋ぎ合わせているコーキング材の撤去。真ん中の写真の通り、コーキングが劣化し黒っぽく色褪せているのが分かります。

 除去したコーキングは、ひび割れ、欠けている状態でした。紫外線でこうなるそうです。

 この状態で放っておくと、雨水が浸入し、冒頭で述べたように家の内側から腐食が進むとの事です。正直、知りませんでした。

3日目~4日目 コーキング施工~高圧洗浄

 3日目はコーキングの施工。本来は、こんなに真っ白なんですね。ちなみにコーキングの施工程度なら、ホームセンターで購入し、DIYできるそうです。

 私はDIYできる自信はないです。(笑)

 4日目は高圧洗浄。Afterが右の写真ですが、こんなに綺麗になるのですね。これは自分でできそうです!

 ただ、2階部分の手が届かない場所までコケが進行していたら、自力では厳しい。そうなる前にこまめな手入れを行っていれば、未然防止ができるそうです。

 具体的には、お風呂用のカビキラーを使います。コケは下から上へ進行するので半年に1回程度、手が届く範囲でいいので、カビキラーを吹きかけ洗浄すれば良いそうです。業者が教えてくれました。

 満足のいく工事とするには、まずはしっかりとした信頼関係の構築が必要です。
まずは、積極的にコミュニケーションをとり、些細な事でも言い合える環境を作りましょう。

7日目~10日目 防カビ剤~下塗り

 工事は日曜日がお休みの為、7日目です。

 洗浄で外壁がきれいになったところで、防カビ剤を塗布します。塗布剤はケンエースG-Ⅱという、工場、学校、病院などで一般的に使われているものです。

 ここで、少し業者と揉めた点がありました。それは、塗布する範囲についてです。

 私はてっきり、全面に塗布するものと思っていましたが、工事を見ていると裏面のみ。理由は、防カビ剤は強い溶剤で旧塗膜をおかす可能性がある為、コケが生えにくい箇所に対しては、塗布はおすすめしないとのこと。

 説明を聞いて理解しましたが、契約時点で塗装範囲までしっかりと聞いておけばよかったと感じました。

 また、このように工事の過程をチェックし、疑問に感じた点はどんどん質問することが大切です。

下塗り
下塗りカラーバリエーション
株式会社アペティーHPより抜粋

 アトモスプライマーというものを使います。我が家はもともと、白をベースとしているので、カラーはA603にしました。

 A603に決めるまで妻と散々迷いました。工事の2日前くらいまで悩んでいた気がします。コンセプトは白すぎず、暗すぎず。業者からサンプルを借り、天気の良い昼間、曇りの日、夕方などあらゆる場面での見え方を試しました。

 またサブの色はグレー系のD704にしたのですが、とにかくカラーバリエーションがない中で選ぶことに苦労しました。

 それぞれ、施工後の色味はまた違ったものとなりますので、その辺りがこのブログの価値の一つと思い頑張って書きました。皆さんの参考になれば幸いです。

 さて、工事に戻ると下塗り後は、色味の変化が目に見えて分かります。写真右のような塗りにくい箇所の塗り残しは、下塗りの段階でしっかりと確認をしましょう。主剤塗料を塗られたら、見えなくなりますので。

後悔しない工事とするには、興味を持ち、工程を現認し、気になった点はどんどん意見しましょう。
多少面倒くさいと思われるくらいがちょうどいいです。

13日目~17日目 主剤塗装

 いよいよメインの主剤塗装です。

 高級感・重厚感を求めてアトモスを選択しましたが、デメリットの一つに「施工が難しく、仕上がりは職人さんの腕に左右される」とあったので、その辺りをしっかりと現認しました。

 アトモス塗料には、粒状の天然石や陶器質が含まれており、これを吹き付けて施工していきます。

 実際に写真右の通り、天然石や陶器質がうまく付かず、地面に落下。予想通り、かなり苦戦されていました。

 業者に話を聞くと、アトモス塗料はサイディングの外壁には合わないし、かつ我が家はサイディングの形状がボコボコしている為、余計不利との事。

 どうなることやらと不安になりましたが、何度もトライしてくれました。塗料は想定より使いすぎたのでしょう。緊急発注していました。

 仕上がりは大満足です。

 変な光沢はなくマットな仕上がり。石や陶器質で立体感が生まれ、色合いも天然素材の落ち着きがあります。

 ちなみに、工事期間中はちょっとした差し入れを続けました。妻も私も仕事をしているので、毎日ではなかったのですが、この心遣いが業者さんのしっかりとした対応に繋がると感じました。

17日目~20日目 上塗り

 最後は上塗りです。上塗り後はやや光沢が出た印象。

 写真で分かりにくいかもしれませんが、上塗り剤の塗りムラで外観もムラっぽく見えてしまう現象が発生しました。そこは徹底して現認し、納得のいくまで再度塗り直しをしてもらいました。

 ちなみに昼間は問題がないけど、陽が当たらない夕方はムラが顕著に見えるなど、時間帯を変えたチェックをお勧めします。

 上記不具合を見つけた際の業者への伝え方ですが、夕方に写真を撮り、業者には画像で説明するなど、工夫が必要です。業者は昼間見て、問題ないことを確認していますからね。きちんと納得してもらうまで、苦労しました。

まとめ
問題解決

 いかがでしょうか。このブログでは施工後の色味の感じや工事の際の注意点を記載し、皆さんの不安や不明点を少しでも解消できるよう、まとめました。改めてチェックポイントをまとめたので、どうぞご参考にされて下さい。

  • 塗装「範囲」も契約時点でしっかりと確認をしておく
  • 職人さんと積極的に話し、何でも言い合える環境作りを行う
  • 工事を可能な限りチェックし、不明な点はどんどん質問をする
  • 些細な塗り残しなど、どんどん意見する。多少面倒くさいと思われる方が良い
  • 上塗りは塗装ムラが出やすい。昼間のみでなく日の当たらない時間帯でもチェックを

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